借金問題を弁護士に相談するのが怖いと二の足を踏んでいる方へ

一刻も早く弁護士に借金問題を相談すべき現状は理解できている一方、不安感を理由に二の足を踏み続けた結果、より一層状況を悪化させてしまう方が少なくありません。こうした方々から共通して聞こえてくる言葉が「怖い」との先入観です。

ここでは問題解決の妨げとして見過ごせない「怖い」に焦点を当て、その対象が誰なのか、何なのか、そしてこの恐怖感をどのように克服すべきなのかを検証してみたいと思います。

弁護士という存在が怖い

各メディアを通じて報じられる関連情報から、弁護士という存在に対するイメージも、一昔前と比較して随分変化していることは間違いありません。超難関の国家試験を突破し、六法全書をすべて頭に叩き込み、膨大な知識と冷徹な判断力を有するイメージの弁護士は、確かに「怖い」「近寄り難い」で共通していた時代がありました。

テレビの中の難解かつ重大な事件を担当する弁護士の表情や発言は、自分たちとは無関係の異次元の人間と映ったとしても、確かに不思議ではありませんでした。ですが時代の変化と共に、弁護士は私たちの平穏な日常生活をサポートしてくれる、極めて身近な存在であり、その対応もやさしくフランクでわかりやすい、頼れる法のスペシャリストと認識されるようになっています。

全国各地の法律事務所の公式ホームページを閲覧しても、そこに難解な文言や怖い表情は見当らず、さらには無料相談の積極的な実施など、私たちに歩み寄ってくれる存在であることが確認できます。それにもかかわらず「弁護士が怖い」との感覚が拭えない理由として、弁護士に相談しなければならない自分自身への「負い目」が想像されます。

たとえば借金問題であれば金銭管理ができない自分自身への引け目、離婚問題であれば羞恥心など、無意識のうちに自己嫌悪的な感情が芽生えてしまっていることが、少なからず関連していると思われます。弁護士と直接電話で話すことにも腰が退けてしまうのであれば、メールでの無料相談に対応している弁護士事務所に相談するのも一案です。

大切なのは借金問題をひとりで抱え続けてしまい、状況を悪化させない迅速な初動です。

相談という行為に臨むのが怖い

弁護士に借金問題を「相談する」という行為自体に抵抗感が否めず、怖いと感じている方も少なくありません。自らが借金問題の当事者であり、債務者である現実を、第三者である弁護士に知られるのが怖い、相談を通じて現実と向き合わなければならないのが怖いなど、いくつもの恐怖感は確かに否定できません。

とりわけ相談に臨むに際し、自身の借入総額や未払い額、それに伴い日々膨れ上がり続ける利息や遅延損害金を確認すれば、不安感に圧し潰されそうになるのも理解できます。あるいは法のスペシャリストである弁護士が「ルーズな人間だ」と軽蔑しているのではとの疑念が芽生えるのも、債務者だからこその自然な感情でしょう。

相談しなければ、こうした負の感情をとりあえず回避できるとの判断から、腰を上げることができない債務者は、潜在的に少なくないと言われています。こうした方々にもまた、一刻も早い弁護士へのコンタクトをおすすめします。

また相談に際しては、必ずありのままをすべて正直に弁護士に伝えてください。体裁や虚栄心が邪魔をして、実際とは異なる負債額や経済力を告げてしまってはなりません。弁護士は相談者の言葉を100%信じ、それに基づいてベストな解決策を提案してくれます。

嘘は自身をさらに窮地に追い込んでしまうだけでなく、弁護士という心強い存在の信用すら失ってしまいます。

現実と向き合うのが怖い

弁護士への相談に際しては、質疑応答を通じて細部にわたる事実確認が重ねられます。持参した請求書の束を集計すれば、現時点での負債総額が明確に数字となって示されます。連日1日に何度も鳴り続けた督促の電話や、ポストの中に届き続けた督促状を目にした時の動揺なども、鮮やかに蘇ってしまうことでしょう。

不慣れな弁護士事務所で弁護士と対面した状態で、こうした自身の現状を丸裸にされて検証されると思えば、とても正直に相談できないとの結論に達する方も少なくありません。そしてこのタイプの方々の共通点として「本当は借金問題から逃げずに、なんとか解決したい」との意思を持っている点があげられます。

自分自身で弁護士に相談しない解決法をあれこれ模索した結果、ネット上に飛び交う信憑性が怪しい、もしくは誤った情報を信じてしまうと、状況の無用な悪化が避けられません。お金と法律が絡む問題の根本的解決に臨む以上、弁護士への相談の回避は正しい選択とは言い切れません。

(借金が原因で債務整理をするときにはその期間について弁護士に相談することが大切)

弁護士の提案する解決案と見放されるのが怖い

弁護士に債務問題を相談した結果、相談者の現状と経済力から、自己破産という選択肢をすすめられる展開も想定されます。この四文字イコール人生の終焉的なイメージは根強く、債務者としては何とか回避したい選択肢に違いありません。

弁護士への借金相談を検討し始めた時点で、すでに当事者である自分自身には、債務整理に関するメリットやデメリットなど、それなりの知識が身についていることでしょう。それだけに弁護士の一言一言がより重たく鋭く心に響いてしまい、弁護士からの建設的なアドバイスすらも「叱責」と響いてしまったと語る経験談も伝えられています。

借金相談に際し、弁護士が相談者を叱ったりすることは断じてありません。あくまで最善の解決策を一緒に模索し、現在から未来の相談者のライフプランの再構築に力を注いでくれる、頼るべき存在です。どのような状況に置かれていたとしても、相談者を見放すような言動を届けることはありません。

(借金の解決は弁護士に依頼するのがオススメ)

相談後のその先が怖い

弁護士に借金問題を相談したことで、たとえば家族に打ち明けざるを得ない展開が怖いなど、相談後のその先に対する恐怖感も数多く聞こえてきます。借金問題が理由で離婚されたらどうしよう、家や車などの財産を失ってしまったらどうしよう、ご近所に知れたらどうしようなど、次々に悪しきイメージばかりが頭を過ぎるパターンです。

ですがこの時点で弁護士が伝えている内容は、あくまで限られた時間内で相談者が伝えた内容「だけ」から、その場で導き出した「提案」であり、決して「判決」ではありません。面談してくれた弁護士に、さらに色々なアドバイスを仰ぎたいと感じたのであれば、時間延長を希望して話を続ける、解決に向けて正式に依頼することを視野に入れるなど、必ず何らかの次の展開が存在します。

弁護士と二人三脚で目指す着地点は、あくまで借金問題の解決であり、恐怖感を引きずり続ける未来ではありません。