借金が原因で債務整理をするときにはその期間について弁護士に相談することが大切

借金の返済ができなくなってしまったとき、その借金を減額したり、あるいは支払いに猶予を持たせたりすることで、自己の負担を大幅に減らすことができる方法が債務整理と言われるものです。この手続をすることで借金生活から救われる場合があります。

債務整理の手続にはいくつかの種類があり、その手続きについては弁護士に相談することが大切です。ここではこの債務整理の種類や期間などについて言及します。

(借金を返せず裁判を起こされても弁護士に依頼すれば差し押さえを回避できる?)

任意整理は借金で多額の金利を支払ってきた場合に有効な手続き

債務整理の手続きの一つに任意整理というものがあります。この手続きは借金の減額や金利の引き直しなどを交渉することで、月々に返済しなければならない金額を減額することが目的です。借金自体が減額されれば返済もかなり楽になりますし、借金において金利というものは大きな負担になりますから、これを返済可能なくらいに引き直しができれば、生活に支障のない範囲での返済を行えるようになるでしょう。

この任意整理は債務整理の中でも比較的に選択しやすい手続きになります。この任意整理の手続きに必要になる期間は大体3カ月から6カ月くらいは考えなければなりません。これは交渉がなかなか進まないケースも大いに考えられるからです。

会社によっては任意整理に応じないところもあります。たとえば、1社だけではなくて複数社任意整理するときには、当然ですが交渉もその数だけ必要になってしまうわけです。そして、そのうちの1社でも交渉がうまく進まなければ、肝心の返済計画というものが立てられなくなってしまいます。

個人再生は借金の減額効果が高く財産も維持できる

債務整理の中に個人再生という手続きもあります。この個人再生が前述した任意整理と大きく異なる点は、裁判所を介してその手続きは進められるということです。個人再生の手続きをするためには、まず現在抱えている借金がどうしても返済不可能なものであるということを、裁判所に認めてもらう必要があります。

ここで認められれば、減額された借金を3年から5年の年月をかけて、分割で返済していくことになるわけです。個人再生の特徴として挙げることができるのは、自己破産の手続きとは違い、住宅などの財産を維持したまま借金の整理ができるということになります。

個人再生の手続きは裁判所を介して手続きを進めることになりますから、任意整理のような和解で進める手続きよりも強制力があるわけです。また、借金の減額効果が非常に高いということもありますから、これは債務整理としてはかなり大きなメリットとして考えることができるでしょう。

しかし、手続きがかなり複雑なため時間もかかり、費用も高額になってしまう点がデメリットになります。手続きにかかる期間は大体4カ月から6カ月です。

自己破産は借金をなくし新たに人生をスタートさせることができる

もう一つ債務整理で忘れてはならないのが自己破産という手続きです。近年、有名な芸能人などが手広くビジネスを始めて、それが思うようにいかず、大きな借金を作ってしまい、その結果としてこの手続きをするというケースも多く見られます。

債務整理の手続きの中でも一番有名なものではないでしょうか。この自己破産という手続きをするためには、財産がないために借金の返済ができないということを、個人再生と同様に裁判所に認めてもらうことが必要です。そうすることで法律上では借金の支払義務が免除されます。

個人再生と異なる点は、住宅や車などの財産は維持することができないということです。自己破産の手続きの場合も個人再生と同じように裁判所を介して手続きが進められます。この手続きにかかる期間は大体3カ月から1年くらいですが、これは財産の有無で手続きにかかる時間は大きく変わってしまうわけです。

その理由は、たとえば自己破産の手続きをするときに財産がまったくないというときは3カ月から6カ月で手続きが完了しますが、もしも住宅や車などの財産を所有していれば6カ月から1年くらいの期間が必要になってしまいます。

債務整理としてはメリットも大きいですが、その分デメリットも大きいと考えなければなりません。

過払い金請求で払い過ぎたお金が戻る

借金の問題で、最近特に話題になることが多いのが過払い金請求というものです。これはテレビのコマーシャルなどでも頻繁に宣伝されていますから、既に多くの人が十分に理解しているのではないでしょうか。過払い金とは、借金をしたときに貸金業者に支払い過ぎてしまったお金のことです。

これは本来支払う必要がないものですから、その払い過ぎた金額を請求することができます。長いこと借金の返済を続けてきた人は、この過払い金請求ができる可能性が高いです。過払い金請求にかかる期間は、個人で行う場合と弁護士に依頼する場合とでは大きく異なります。

たとえば、個人で請求する場合では、和解するまで約6カ月から12カ月くらいはかかるとみた方がいいでしょう。ましてや法律の知識に乏しい一般の方ならば、複雑な書類なども書かなければなりませんから当然のこと時間がかかります。

法律のプロである弁護士や司法書士に依頼する場合は、和解まで約3カ月から6カ月というところでしょう。個人で行う場合よりも早く和解でき、さらに高い金額での和解もけっして不可能ではありません。

(借金の解決は弁護士に依頼するのがオススメ)

どんな理由での借金でも債務整理の手続きは可能なのか

このように債務整理には任意整理を始め、個人再生、そして自己破産などの手続きがあります。それではこれらの債務整理はどんな借金でも手続きをすることができるのかと言えば、けっしてそうではありません。たとえば、借金にはいろいろとありますが、ギャンブルや投資などを行って多大な借金を抱えてしまったとき、これは債務整理をすることができるのかどうかという問題があります。

結論から言えば、任意整理や個人再生の場合では、どんな原因の借金であっても債務整理の対象とすることが可能です。ですからギャンブルや投資での借金でも手続きをすることができます。しかし、自己破産の場合は少し難しいと言えるでしょう。

何故ならば、自己破産の手続きではギャンブルや投資での借金は免責不許可事由とされているからです。このような理由での借金では自己破産をしても免責が得られないケースもあります。ただし、絶対に免責が認められないというわけではありませんから、ますは弁護士に相談することがおすすめです。

今の時代、投資を始める方は多くなりましたが、借金を抱えてしまうという人も増えています。返済しきれなくなった借金で頭を抱えているならば、早いうちに弁護士に相談した方がいいでしょう。